ココナッツオイルって何ですか?
ココナッツオイルはココヤシの実の胚乳から抽出される油のこと。
原産地はポリネシアから熱帯アジアとされていますが現在は世界中の熱帯地域で広く栽培されています。
フィリピンやタイ、スリランカが主な産地です。
最大の特徴は、脂肪酸組織において60%以上が中鎖脂肪酸(ⅯCT)であり非常に機能性が高いことさらに飽和脂肪酸としては90%を超えるためほぼ酸化しません。
熱にも強く、トランス脂肪酸もゼロコレステロールもゼロといった油のデメリットが無い、最高の食用油になります。
温度によって溶けたり、固まったりしますか?
ココナッツオイルは約24度以下になると白く固まりそれ以上の温度になると液体になります。
これはココナッツオイルの性質で酸化を防ぐために液体、個体に変化します。
中身が白い個体になりました。どうすればいいですか?
40~50度のお湯で湯煎するとオイルが液体に戻ります。
※ココナッツオイルを電子レンジで温めると引火する場合があります。
溶かす場合は電子レンジ以外の方法でしましょう。
保存方法は?
高温・多湿、直射日光を避けて常温で保存してください。
冷蔵庫での保管も問題ありません。
※開封後はフタをしっかり閉めて保存しお早めにお召し上がりください。
おすすめの摂り方は?
ココナッツオイルの
おすすめの摂り方をいくつかご紹介します。
コーヒーや紅茶、ホットミルク
ココア等の温かい飲み物に入れて飲む。
コクがでてまろやかになります。
パンに塗る
バターやマーガリンの代わりにココナッツオイルを塗るとココナッツの風味と甘味がでてとてもおいしいです。
はちみつやメープルシロップとの相性も抜群です。
他にも、普段使っている調理油を
ココナッツオイルに変えて料理に使ったりスイーツの材料にしたりと色々な方法でお召し上がりいただけます。
煮物に使うとコクが出ておいしいと評判です。
お肌にぬることはできますか?
はい大丈夫です。
食用として販売しておりますがヘアケア・ボディケアにご利用いただけます。
ココナッツオイルには、「ビタミンE」や「ラウリン酸」「ミネラル」などが豊富に含まれておりココナッツオイルでスキンケアをすることで肌を保湿し、乾燥をふせぐことができます。
1日にどれぐらいとっていいですか?
1日大さじ1~2杯を目安にお召し上がりください。
いつも使う調理油を見直す際よりヘルシーな選択肢としてココナッツオイルをお使いいただく事をおすすめいたします。
摂取タイミングは?
ココナッツオイルを摂るタイミングとして1日の中でおすすめの時間帯は朝や空腹時です。
ココナッツオイルを摂ると体の脂肪を分解してエネルギーにする働きのある「ケトン体」がつくられます。
他にも、ココナッツオイルを摂ると空腹を感じにくくなります。
そのため、食事の量を減らすことができダイエットの手助けをしてくれます。
そこに、適度な運動を行うとさらに効果的になります。
特にココナッツオイルを摂る時間帯は決まっていません。
毎食時に摂り入れても良いです。
ココナッツオイルとⅯⅭTオイルの違いは?
大きく分けて①栄養成分、②天然か精製、③加熱できるか、の3点が違います。
①栄養成分
ココナッツオイルは中鎖脂肪酸が約63%、ⅯⅭTオイルは中鎖脂肪酸100%です。
しかし、ココナッツオイルには抗菌・殺菌、抗ウイルス作用があるラウリン酸も豊富に含まれています。
②天然か精製
ココナッツオイルは100%天然・自然のオイルです。
ⅯⅭTオイルは中鎖脂肪酸だけに特化するように化学精製をしています。
③加熱できるか
ココナッツオイルは炒め物や揚げ物にも使用できます。
さらに、ココナッツオイルは他の植物油と比べて圧倒的に酸化しにくいオイルです。
つまり品質が劣化しにくくなり揚げ物や高温調理に適しています。
ⅯⅭTオイルは発煙点
(加熱して煙が発生する温度)が低く加熱調理には使えません。